京都の紅葉の穴場を一日券でめぐる|混雑期に朝から北→南で回る欲張りルート

紅葉と穴場巡り編

紅葉ピークの京都ひとり旅、後半の2日目・穴場めぐり編です。
この日のテーマは、地下鉄・バスの一日券を使って、朝いちばんから北へ一気に上がり、そこから南下しながら穴場をたくさん回ること。
混雑期でも人の少ないスポットを狙えば、こんなに快適に紅葉を楽しめる——を実感した一日でした。

朝日を浴びる蓮華寺の紅葉の庭園

💡 紅葉期こそ「地下鉄・バス一日券」が効く

京都の地下鉄・バス一日券は、地下鉄も市バスも一日乗り放題になるチケット。バスが渋滞で読めない紅葉シーズンは、地下鉄で距離をかせいで、ラストワンマイルだけバスや徒歩でつなぐのが快適です。乗るたびに小銭を出さなくていいので、何度も乗り降りする日ほどお得&ストレスフリー。この日のように移動の多い日にこそ真価を発揮します。
※叡山電鉄やJRなど、一日券の対象外路線は実費になる点だけ注意。

7:00 チェックアウト&荷物預け|身軽スタート

2日目は早朝から動くため、朝7時にチェックアウト。荷物はそのままホテルに預けて、最後まで身軽に動けるようにしました。夜の新幹線まで荷物を気にせず回れるのは、やっぱり駅近ホテルの強みです。

7:30 星乃珈琲店 アスティ京都店|朝食を少しお得に

朝ごはんは星乃珈琲店 アスティ京都店へ。少し並んでから入店し、サラダ&トーストセットを注文しました。

京都の朝食って、人気のモーニングだと1,000円を超えることもしばしば。その点チェーンの星乃珈琲なら、しっかりおいしい朝食を少し安く抑えられるのが助かりました。観光にお金をかけたいぶん、こういうところで上手に調整するのもひとり旅のコツです。

9:00 蓮華寺(れんげじ)|開門と同時に、朝日の庭園を独り占め

この日の最初の目的地は、洛北の蓮華寺。一気に北のほうまで上がって、そこから南下してくる作戦です。地下鉄の駅から電車とバスを乗り継いで向かいました。…が、地下鉄の駅からバス停まで徒歩10分強と、ここはなかなかの歩きでした(朝の運動だと思って前向きに!)。

開門と同時に入ったおかげで、座敷の奥からでも美しい紅葉の庭園を楽しめるほど。人が少なく、シンと静かな庭に朝日が差し込む光景は、ため息が出るほどきれいでした。混雑期にこの静けさを味わえるのは、早起きと「北からスタート」作戦のごほうびです。

開門直後の人が少ない蓮華寺の紅葉の庭園

9:30 叡山電鉄に乗車|乗りたかったローカル電車

蓮華寺のあとは、叡山電鉄に乗車。実はこれ、一日券の対象外なので実費なのですが、それでも乗りたかったローカル電車。のんびりした車窓と、レトロな雰囲気がたまりません。乗ること自体が目的の、小さな寄り道でした。

紅葉の季節の叡山電鉄の車両

9:45 鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)|奥様との御朱印の交流が忘れられない

続いては鷺森神社へ。こちらもまだ人が少なく、ゆったりと見学できました。

この神社でいちばん心に残ったのは、御朱印をいただいたときの交流。社務所を訪れると、ご住職がご不在で、奥様が対応してくださいました。お話ししながら御朱印を作ってくださって、その何気ないやりとりがとても温かくて。観光地をただ「見る」だけじゃない、人とのふれあいがあるのも、穴場をめぐる旅の醍醐味だなと感じた瞬間でした。

鷺森神社の社殿

⚠️ 乗り換え注意|「山科駅」の罠にご用心

このあと毘沙門堂へ向かうとき、乗換案内をたどってうっかりJR山科駅に行ってしまい、改札を出られず実費で精算するハメに……。あとで知ったのですが、同じように間違える人が続出するポイントなのだそう。毘沙門堂の最寄りは地下鉄/京阪の山科方面。一日券で行くならJRに乗らないルートを選ぶよう、出発前にしっかり確認しておきましょう。

11:15 毘沙門堂門跡(びしゃもんどうもんぜき)|池に落ちた紅葉が美しい

気を取り直して毘沙門堂門跡へ。駅から15分ほど歩きますが、紅葉の時期だからか駅前で地図の案内や配布があって、迷わずたどり着けました。こういう心づかいは混雑期ならではでありがたいです。

時間がお昼近くだったこともあり、ここはかなりの混雑。それでも敷地が広いので人がほどよく分散していて、しっかり鑑賞を楽しめました。とくに印象的だったのが、池の水面に落ちた紅葉。散りもみじが水に浮かぶ景色は、ピークを少し過ぎた時期だからこその美しさでした。

毘沙門堂門跡の池に浮かぶ散りもみじ

12:20 cafe monogatari(モノガタル)でランチ|地元に愛される一軒

お昼は近くのcafe monogataruへ。満席で少し待ちましたが、ひとりだったからか割とすんなり席に案内してもらえました(ひとり旅の地味なメリット!)。テラス席もあってアウトドア感のあるお店で、私は2階のカウンター席で外の景色を眺めながらランチタイム。

観光客というより近隣の方の集まりで使われている席が多くて、地元に愛されているお店なんだなという雰囲気。いただいたワンプレートのローストビーフランチは、ローストビーフがやわらかく、お野菜も新鮮。ドレッシングやご飯までこだわりが感じられて、すごくおいしかったです。

cafe monogataruのワンプレートランチ

徒歩&地下鉄で永観堂へ|食べたぶんは歩いて消化

地下鉄東西線の山科駅から蹴上駅へ。
ここから永観堂までは徒歩15分ほどの移動。たくさん食べていたので、途中にある南禅寺の入り口も少し鑑賞しながら運動がてら歩くのがちょうどよかったです。一日券があると「ひと駅ぶんは歩いて、長い距離は地下鉄」みたいな調整も気軽にできて便利でした。

14:00 永観堂(えいかんどう)|定番だけど、やっぱり再訪したくなる

午後は、紅葉の超有名スポット永観堂へ。「穴場めぐり」がテーマの旅ですが、ここは過去に訪れてよかった記憶からどうしても再訪したくて。去年は夜間拝観だったので、今回は昼間の永観堂を楽しみました。

さすがの人気スポットで人は多いものの、庭園が広いのでなんとか鑑賞できました。訪れた日は紅葉のピークを少し過ぎていたのですが、それでも十分すぎるほど美しく、再訪して大正解でした。

永観堂の紅葉と多宝塔

💡 週末午後のバスは「座れなくて当たり前」

永観堂のあとはバスで移動したのですが、週末のこの時間帯は全然座れず、車内も道路もかなり混雑。これはもう紅葉期の宿命なので仕方なし、と割り切るのが大事です。だからこそ、午前中のうちに穴場をたくさん回っておく朝型プランがおすすめ。混む時間は混む場所に、空く時間は空く場所に、を意識すると一日の満足度が上がります。

16:00 本光寺(ほんこうじ)|新撰組ゆかりの地と、看板猫に癒される

この日の締めくくりは本光寺。ここは元・新撰組の伊東甲子太郎(いとう かしたろう)が殉難した地として知られる、歴史ファンにはたまらないお寺です。

そしてもうひとつのお目当てが、御朱印に描かれた猫がとっても可愛いこと。御朱印を待つあいだ、社務所の中の畳に座って待たせていただいたのですが、なんと飼い猫が廊下をウロウロ。思いがけない癒しのひとときに、最後の最後までほっこりさせてもらいました。歴史と猫、両方を楽しめる素敵なお寺です。

本光寺の猫

観光終了|夕食は19時前発の新幹線で

本光寺で観光は終了。駅ビルでお土産を物色しつつ、ホテルに預けた荷物をピックアップして、19時前発の新幹線に乗り込みました。夕食はお弁当を購入して車内で。
食後のデザートは映画の国宝にも出てきたシュークリームを。駅の中のスーパーのような店舗で購入しました。
歩き回った一日のあとの新幹線は、心地よい疲れと達成感でいっぱいでした。

映画 国宝に出てきたHiroya PATISSERIEのシュークリーム

2日間の総括|混雑の京都でも、穴場を狙えばこんなに回れる

振り返ってみると、紅葉ピークの混雑した京都でも、かなりの数の観光地を回ることができました。ポイントは、

  • 定番どころを避けて、あまり知られていない穴場を狙う(蓮華寺・鷺森神社・毘沙門堂門跡・本光寺など)
  • 朝いちばんから動いて、人の少ない時間に静かなスポットを回る
  • 北へ一気に上がってから南下するルートで、効率よくつなぐ
  • 移動の多い日は地下鉄・バス一日券を活用(対象外路線だけ実費と割り切る)
  • 混む場所(永観堂など)は割り切って楽しむ

定番の名所もいいけれど、あまり認識されていない穴場には、人の少なさだけじゃない、地元の方や住職の奥様、看板猫とのあたたかい出会いがありました。混雑期の京都を「どう回るか」で迷っている方の、ヒントになれば嬉しいです。

👈 まだ読んでいない方は、【1日目・嵐山編】もどうぞ。祇園の黒毛和牛ひつまぶし、英国式クリームティー、宝厳院の夜間特別拝観をレポートしています。

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この記事を書いた人

普段はフルタイムで働いている40代の会社員ですが、長期休暇が取れればすぐに旅に出たくなるタイプ。
このブログでは、そんな旅の記録や、働きながらでも旅を楽しむコツを発信しています。
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