京都の紅葉を嵐山で満喫|宝厳院の夜間拝観と英国式ティールームの一日

紅葉巡り嵐山編

いつもは海外旅行の記録が多いこのブログですが、今回は2025年11月後半、紅葉ピークの京都をめぐった国内ひとり旅の体験記です。

紅葉の京都といえば、とにかく混む時期。それでも「定番どころを少し外して、できるだけ人の少ない穴場をたくさん回りたい」をテーマに、地下鉄・バスの一日券も活用しながら、2日間でかなりの数のスポットをめぐってきました。この記事は1日目・嵐山編。祇園の早ランチから、英国式ティールーム、そして夜の宝厳院(ほうごんいん)の夜間特別拝観までをレポートします。

宝厳院の紅葉ライトアップ

10:00 京都着|まずは「駅近ホテル」に荷物を預けて身軽に

新幹線で京都に着いたのが朝10時。観光をスタートする前に、この日泊まるロイヤルツインホテル京都八条口(駅から徒歩数分)に荷物を預けました。

紅葉シーズンの京都は移動だけでもひと苦労。だからこそ駅近のホテルは本当に強いです。着いてすぐ荷物を置いて、そのまま身軽に観光に出られます。もし駅から遠いホテルを選ぶ場合は、駅からホテルへ荷物を運んでくれる配送サービスがあるかどうかをチェックしておくのがおすすめ。大きなスーツケースを持って人混みを移動しなくて済むだけで、初日の体力の残り方が全然違います。

💡 紅葉期の京都は「荷物をどう減らすか」が勝負

混雑期は電車もバスも満員。スーツケースを持っての移動は想像以上に大変です。駅近ホテル+早めの荷物預けか、駅からホテルへの荷物配送サービスを使えるかで、観光に使える時間と体力がぐっと変わります。チェックイン前でも荷物だけ預かってくれるホテルがほとんどなので、到着後すぐ預けてしまいましょう。

移動しながら安井金比羅宮を通過

目的地ではありませんでしたが、通り道にあったので中を覗いてみました。
まだ早い時間なのに、すでに混雑。15年くらい前に来た時はそれほど人がいなかったイメージでした。
ここは「縁切り縁結び」で知られる神社。境内にある「縁切り縁結び碑(いし)」は、表面が真っ白に見えるほど無数のお札で覆われていて、碑の中をくぐるのに行列が出来ていました。悪い縁を切って、良い縁を結ぶ——というご利益で、参拝に訪れる人が絶えない人気スポットになってしまったようです。じっくりお参りするのはまた次の機会にして、この日は雰囲気だけ味わって先へ進みました。

安井金比羅宮の碑をくぐる人

開店すぐの「よーじや」でお土産を先に確保

お昼ご飯までまだ時間があったので近くにあった、よーじやへ。開店すぐの時間でガラガラだったのでゆっくり商品を確認。人気店は昼以降どんどん混むので、重かったり大きくないお土産は朝のうちに済ませてしまうのが正解。今回はヘアミストとハンドクリームをゲットしました。荷物はこのあとホテルに戻るときにまとめればいいので、気になるものは先に押さえておくと安心です。

よーじやのお土産

11:00 祇園「稀(まれ)」で早めのランチ|黒毛和牛のひつまぶし

お昼は、あらかじめ11:00で予約しておいた祇園のお店「稀(まれ)」へ。混雑期のランチは予約必須、しかも少し早めの時間に予約しておくと、待ち時間ゼロで気持ちよくスタートできます。

いただいたのは黒毛和牛のひつまぶし。そのまま、薬味をのせて、最後はだしをかけて——と一杯で何通りも楽しめる贅沢な一品でした。早めのランチにしておくと、午後の観光をたっぷり使えるのも嬉しいポイントです。

稀の黒毛和牛のひつまぶし

13:00 相国寺(しょうこくじ)|人が少なくてゆったり、天井の「鳴き龍」

午後最初は相国寺へ。金閣寺・銀閣寺を擁する大きなお寺の本山なのですが、ここ自体は観光客が少なくてとても静か。紅葉の名所がどこも人だらけのなか、この落ち着きは本当に貴重でした。広い境内をゆったり歩けます。

見どころは、なんといっても法堂(はっとう)の天井。真下で手を叩くと、音が反響して龍が鳴いているように聞こえる「鳴き龍」があります。シンと静まった堂内で響く音は、ちょっと神秘的でした。
※法堂内は撮影不可。

💡 相国寺の「鳴き龍」と豊臣秀頼ゆかりの法堂

天井で手を叩くと鳴く龍は、狩野光信が描いた「蟠龍図(ばんりゅうず)」。直径10メートルを超える大きな龍で、天井のゆるやかなカーブのおかげで音が反響し「鳴き龍」と呼ばれます。そしてこの法堂は、豊臣秀頼の寄進によって1605年に再建された、現存する日本最古の法堂。歴史好きにはたまらない場所です。特別拝観の時期にしか入れないことが多いので、訪れる前に公開期間をチェックしておくと安心です。

相国寺の特別拝観

14:30 TEA ROOM KIKI 嵐山店|英国式クリームティーでひと休み

相国寺から嵐山へ移動して、ずっと楽しみにしていたTEA ROOM KIKI(嵐山店)へ。ここは英国式のクリームティーを提供しているお店で、スコーンとティーフリー(紅茶おかわり自由)のセットをいただきました。

このお店のスタイルがとても素敵で、紅茶は店員さんが順番を選んで淹れてくれるんです。一杯飲み終わるタイミングを見計らって、次の紅茶を注ぎに来てくれる。その日に置いてある茶葉や旬のものを、いちばんおいしい状態で出してくれるので、普段は自分では選ばないような紅茶にも出会えます。どれも本当においしくて、午後のいちばん幸せな時間でした。

TEA ROOM KIKI嵐山店の英国式クリームティとスコーンのセット

15:30 嵐山散策|川沿いでのんびり、お土産屋さんめぐり

ランチもティータイムもしっかりいただいて、お腹はもう大満足。なので嵐山では無理せず、川のそばに座ってのんびり休憩したり、お土産屋さんをのぞいたりと、ゆるやかに過ごしました。紅葉に彩られた嵐山の景色は、ただ歩いているだけで気持ちがいいです。詰め込みすぎず、こういう「何もしない時間」を挟めるのも、ひとり旅のいいところだなと思います。

渡月橋から見る桂川沿いの風景

16:30〜 宝厳院(ほうごんいん)|夜間特別拝観のために並ぶ

そして今回の1日目のハイライト、宝厳院の夜間特別拝観17時から入場のチケットだったので、16:30ごろから並びました。利用したのは東海ツアーズの「EX旅パック」の夜間特別拝観プラン。本堂・書院の見学時間が短かったため、事前に並んで早めに入っておこうという計画でした。

17:00 宝厳院 入場|ライトアップと、書院の「鏡に映る紅葉」

17時、いよいよ入場。ライトアップされた庭園の紅葉は息をのむ美しさでした。そしてこのチケットの特別なところは、夜間特別拝観の参加者だけが本堂・書院に上がれること。

とくに感動したのが書院大きな鏡が置かれていて、ライトアップされた紅葉が鏡に映り込みます。本物の紅葉と、鏡の中の紅葉が重なる幻想的な光景は、撮影スポットとしても最高でした。ここでしか見られない景色なので、夜間拝観の特別プランを選んだ甲斐が本当にありました。

宝厳院の書院での大きい鏡に映る紅葉のライトアップ

💡 夜間拝観は「特別プラン」だと体験がワンランク上がる

同じ夜間拝観でも、本堂や書院に上がれるかどうかでガラッと変わります。私が使った東海ツアーズのプランのように、建物内の特別公開がセットになったチケットを選ぶと、混雑期でも並ぶ列が分かれていてスムーズなことも。紅葉の夜間拝観を予定しているなら、プラン内容を見比べてみてくださいね。

18:00 そば処「嵐山 総本店」で夕食|そばを食べてホテルへ

拝観のあとは、歩き疲れたので駅に戻る道すがらのそばしき 嵐山総本店で夕食。閉店間際ですぐ座席に案内してもらうことができました。この日はお昼からずっと食べていたので、石臼挽きの手打ち蕎麦が喉越しよく軽く済ませることができました。

そばしきのお蕎麦

夕食を済ませたら、ホテルへ移動。フリードリンクをしっかり確保してお部屋でひと休みしたあと、大浴場でゆっくり入浴。歩き疲れた足をしっかりほぐして、この日は早めに就寝しました。翌日は朝7時から動き出すハードスケジュールなので、夜のうちにしっかり回復です。

1日目のまとめ|混雑期でも「時間の使い方」で快適に

1日目を振り返ると、朝のお土産購入・早めのランチ・予約・事前チケットと、混む時間と場所を少しずつズラしたことで、紅葉ピークでもかなり快適に回れました。

ちなみにこの日は移動するスポットが少なめだったので、交通費は一日券ではなく実費にしました。一日券は「乗る回数が多い日」にこそ効いてくるので、初日のように移動が少ない日は無理に買わない、という判断も節約のコツです。一日券をフル活用した2日目については、次の記事でたっぷり紹介します。

続きは「2日目・穴場めぐり編」で

2日目は、いよいよ地下鉄・バス一日券を使って、朝いちばんから北へ一気に上がって南下していく欲張りルート。蓮華寺・鷺森神社・毘沙門堂門跡・本光寺など、あまり知られていない穴場の紅葉スポットを中心に、永観堂まで一気にめぐります。

混雑の京都でも、工夫しだいでこんなにのんびり紅葉を楽しめます。次の記事もぜひどうぞ。

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この記事を書いた人

普段はフルタイムで働いている40代の会社員ですが、長期休暇が取れればすぐに旅に出たくなるタイプ。
このブログでは、そんな旅の記録や、働きながらでも旅を楽しむコツを発信しています。
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