エジプトの寝台列車1等室は正直どう?|ルクソール発カイロ行きのリアル体験レポート

エジプトの寝台列車inギザ

※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

エジプト周遊の旅で体験した1等寝台列車(ルクソール発・カイロ行き)が、あまりに情報の詰まった時間だったので、この列車だけで1本の記事にまとめることにしました。

「寝台列車ってロマンチックそう!」というイメージで乗ったのですが、実際はちょっとドタバタで、良くも悪くも忘れられない一夜に。これから乗る方が「知っておいてよかった!」と思えるように、いいところも、正直「うっ」となったところも、まるっとレポートします。

エジプトのルクソール発カイロ行き1等寝台列車の外観

まずは基本情報|ルクソール→カイロを寝ながら移動

今回乗ったのは、観光を終えたルクソールから、夜通しかけてカイロへ北上する寝台列車。個室タイプの1等寝台で、移動しながら宿泊もできるので、限られた日程を効率よく使えるのが最大のメリットです。

私はツアーで、列車に乗り込むまで英語アシスタント(ガイド)さんが付き添ってくれました。これが後述するとおり、地味にすごく助かりました。

【乗車前】列車が20分遅れて到着|一人だったら不安だったかも

まず、列車の到着が20分ほど遅れました。エジプトでは列車の遅れはよくあることのようですが、駅で待っていると「本当にこのホームで合ってる?」と少しそわそわ。

そして到着してからも、自分の車両や部屋がどこなのかが分かりづらいんです。表示が分かりにくく、ホームも慌ただしいので、英語ガイドさんが「この車両のこの部屋だよ」と案内してくれて本当に助かりました。

💡 一人旅・個人手配だと乗車前が少しハード

遅延+車両や部屋の分かりにくさを考えると、個人でこの列車に乗るのは、慣れていないとちょっと不安かもしれません。乗ってしまえば車掌さんが案内してくれることもあるようですが、その分チップを請求される可能性も。私は乗車までガイドさんが付いてくれるツアー手配だったので、この点はストレスなしでした。

アメニティと設備

部屋に入ったばかりだとサイドにタオルと歯みがきセット、ハンドソープのセットが人数分ありました。
後にベッドメイクで布団と枕(カバー付き)が現れました。
歯磨き用のコップやカミソリ、ヘアブラシはもちろん、スリッパやパジャマ等は無いので必要な場合は持参をおすすめします。

アメニティの説明

奥には洗面台、鏡、充電プラグと狭いながらも設置してあります。
電源が高いところにあるので、ケーブルが短いと充電が難しいです。またプラグの挿さる部分が段差で奥まっていて、持っていったプラグがうまく挿さらず…
念の為モバイルバッテリを準備しておくとこんな時にも役に立ちます。

寝台車の設備紹介

【夕食】動き出すと食事が登場|ワンプレートで正直しょっぱめ

列車が動き出すと、まもなく夕食のワンプレートが配られました。私はこの日、ルクソール観光のお昼でお腹いっぱいだったので、量はちょうどよかったです。ただ、お腹がすいている男性だと少し物足りないかもしれません。

味については正直に言うと……。ポテトは塩がかなり効いていてしょっぱく、添えられていたピクルスはとても辛くて食べきれずでした。口に合うかは人それぞれですが、「絶対にお腹を満たしたい」なら、軽食や好きなお菓子を持ち込んでおくと安心です。
飲み物も付いていません。車掌さんに聞いてみたところ、水やコーラなど多少は購入出来ました。ただし高いので、乗車前にスーパーなどで購入しておくのがベスト。

寝台列車の夕食

【要注意】とにかく揺れる!心臓が弱い人は気をつけて

これは事前に知っておいてほしいのですが、走行中の揺れがかなり激しいです。線路の事情なのかブレーキのタイミングなのか、ときどき「グンッ」と大きく揺れて前のめりになるような衝撃が。

  • テーブルに置いた食事のプレートが滑る
  • 椅子に座っていると前から誰かにドンとぶつかられたような衝撃がくる

正直、心臓が弱い方や、乗り物の急な揺れが苦手な方は要注意だと感じました。熱い飲み物を持つときや、立ち上がるときは、しっかり手すりや壁につかまるのがおすすめです。

【個室】とにかく狭い!大きいトランク2つでいっぱい

1等の個室は、とにかく狭いです。今回は2人一部屋で、大きなトランクを2つ入れると、テーブルをギリギリ出せるかどうかというサイズ感。荷物と自分たちで、あっという間に部屋がぎゅうぎゅうになりました。
食事中はトランクを奥と手前にずらしてギリギリテーブルが持ち上がりました。

トランクでいっぱいになった寝台列車の個室

ベッドメイクは「一度外に出て待つ」スタイル

夕食のあと、ベッドメイクは係の人が来てセッティングしてくれるのですが、その間はいったん部屋の外に出て待つ感じでした。

ベッドは上下2段。悩んだのがエアコンの効き具合で、割と強めに感じたんです。上の段と下の段のどちらを使うか迷いましたが、結局わたしは下の段にして、布団をかぶってちょうどよかったです。寒がりの方は羽織りものがあると安心かもしれません。

寝台列車のベッドメイク
寝台列車のベッド
布団は薄いけど寝心地は悪くない

【水回り】お風呂なし・トイレは共同|洗面台はある

気になる水回りについて、正直にお伝えします。

  • お風呂・シャワーはありません
  • トイレは共同。便座カバーはありましたが、床は見た目が古くて正直きれいとは言いにくい印象…。ただ、寝る前に一度使った限りでは、排泄物などの汚れはなく、思ったよりは大丈夫でした。
  • 個室に洗面台があるので、洗顔と歯みがきは部屋の中でできます
寝台列車の共用トイレの洗面台
共同スペースのトイレの洗面台

お風呂が無いぶん、体と髪をどうケアするかがポイントになります。

【お風呂対策】シートタイプの洗髪&ボディシートが大活躍

シャワーが浴びられないので、私は日本から持って行ったシートタイプの洗髪アイテムとボディシートで体と髪をふきました。ルクソール観光でしっかり汗をかいた日でしたが、これのおかげで翌日も不快感が少なく過ごせました。寝台列車に乗るなら、これは本当に持って行ってよかったアイテムです。

ドライシャンプーはシートでまんべんなく拭き取れて、地肌部分を念入りに。
全体的に拭いた後にヘアブラシで整えておけば次の日観光でもベタベタする不快感はかなり低減しました。

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感想(0件)

ボディシートは大きめの全身用にしました。全身を1枚で拭けるので贅沢にもう1枚使って足の裏も全部拭いてサラサラな状態にで気持ちよく寝られました。

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【荷物のコツ】翌日の着替えは「別バッグ」に分けておくのが正解

これは声を大にして言いたいコツです。パジャマ・翌日の着替え・メイクや洗面道具は、乗車前に別の小さなバッグにまとめておくのがベストでした。

というのも、友人は着替えを大きなトランクに入れていたのですが、部屋が狭くてトランクを寝かせて開けられず、立てたまま少し開いた隙間から手を突っ込んで取り出していて、かなり大変そうでした。狭い個室では、必要なものだけをすぐ取り出せる状態にしておくのが快適さのカギです。

💡 寝台列車の「別バッグ」に入れておくと安心なもの

パジャマ

翌日の着替え

シート洗髪・ボディシート

歯ブラシ・洗顔

ヘアブラシ

化粧水など基礎化粧品・メイク道具
コンタクトレンズ

飲みもの・軽食

スマホと充電器

羽織りもの

これだけ手元にまとめておけば、狭い部屋でトランクを開け閉めせずに済みます。

【就寝】夜は意外と眠れた|走行音は大きめ

あれだけ揺れて心配しましたが、寝ている間は列車の速度がゆっくりなのか、起きているときのような強い衝撃はなく、走行音は大きめでしたが私はちゃんと眠れました。(もっとも、私はわりとどこでも眠れるタイプなので、そこは参考程度に…!)

【朝】到着時間が読めずバタバタ!強制的に下車も

問題は朝です。到着時間がはっきり分からないので、私は早めに目覚ましをかけて起きました

そして朝ごはんがいつ配られるかも分からないのがなかなかのハラハラポイント。結果的に、到着の1時間前を切ってから配給されたと思います。

寝台列車の朝食

⚠️ 朝食は「すぐ食べる」が正解|友人は強制退室に

私は配られた朝ごはんをすぐ食べ始めたのですが、友人はあとから聞かれたドリンク(ホットのコーヒーか紅茶)を待っていたため、食べ終わる前に車掌さんが来て「降りる駅が近いから部屋を出て」と強制的に部屋を出されることに。しかもそれが到着の約5分前で、忘れ物がないか確認する余裕もなく大慌てでした。降車時間が不明な場合は特に、朝食は配られたらドリンクを待たずに先に食べ切るのがおすすめです。

さらに、部屋から列車の出入り口まではそんなに距離がないのに、車掌さんがトランクを出口まで運んでくれて、そのあとチップを要求されました。最後の最後までドタバタの下車でした。

まとめ|ドタバタだけど、いい思い出になる寝台列車

正直に振り返ると、揺れて、狭くて、お風呂もなくて、朝はバタバタ。でも、移動しながら眠って距離を稼げる効率のよさと、「これぞ旅!」というワクワク感は寝台列車ならでは。準備さえしておけば、いい思い出になる体験だと思います。

▼ これから乗る人へ・持ち物&心構えチェック

  • ✅ 乗車まで案内してくれるツアー手配だと安心(個人だと遅延・部屋探しがハード)
  • シート洗髪・ボディシートでお風呂なしをカバー
  • 翌日の着替え一式は別バッグに(トランクは開けにくい)
  • 軽食・好きなお菓子を持ち込む(食事はしょっぱめ・量控えめ)
  • ✅ 部屋の位置によっては揺れが激しいので心臓が弱い人・乗り物酔いする人は注意
  • ✅ 朝は早めに目覚まし+朝食はドリンクを待たず先に完食
  • ✅ チップ用に小額紙幣を手元に

👈 寝台列車を含むルクソール〜カイロの旅全体は、【ルクソール・カイロ編】にまとめています。あわせてどうぞ。

これからエジプトの寝台列車に乗る方の、心の準備と持ち物の参考になればうれしいです。どうぞよい旅を!

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この記事を書いた人

普段はフルタイムで働いている40代の会社員ですが、長期休暇が取れればすぐに旅に出たくなるタイプ。
このブログでは、そんな旅の記録や、働きながらでも旅を楽しむコツを発信しています。
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